鏡台・姫鏡台・針箱の修理例
<修理をする前の状態です。>
①思い入れのある鏡台、姫鏡台、針箱を修理してほしいとの依頼を受けました。
以前に修理させていただいた時の様子を書いた私の
ブログの内容を見て
西宮市からお問い合わせいただきました。
鏡台は、漆が一部めくれており、鏡を支える2本の支柱の欠損及び
中央のガラスが割れ、元々の取手が一部なくなっていました。
姫鏡台と針箱も同じく、漆が一部めくれており、
針箱の一部のパーツが欠損しておりました。
②漆をすべて落としてから、漆やカシュー、ラッカーやウレタンではなく、
オスモカラー(カントリーカラーで色を付けてから
フロアークリアーを重ね塗りしてから艶出し)で仕上げています。
オスモカラーを選択した理由としましては、メクレやハガレの心配がなく
メンテナンスの時も、塗りつぎが目立たず比較的簡単に直せるという点からです。
鏡、中央のガラス、取手は全て新品と交換しています。
③取手を新品に交換し、抽斗の内部も全てやり替えています。
④ちなみに、鏡台とセットで手鏡もあったのですが、新しいのと交換させてもらいました。
※尚、品物の仕上がりの色合いが違って見えるのは、フラッシュの発光の有無によるものです。
ご不明な点、ご質問などがございましたら
maruiti@kawachi.zaq.ne.jp
までお願いします。
ダイニングテーブルの修理例
①30年ぐらい前にご購入されたマルニ製のベルサイユの
伸長式のダイニングテーブルを修理してほしいとの
依頼を受けました。
修理をする前の状態です。
天板に直接熱い物を置かれたようで、
突板がこげています。
(その他に経年でポリエステル塗装がめくれたり、
突板が下地からはがれてきたりしていました。)
②突板をめくってしまって木地の状態にしました。
③厚み0.8ミリのバッカーにブビンガの単板
(厚み約0.5ミリの厚板)を貼ってもらったのを
木地にした部分に貼り付けました。
④脚は古い塗膜(アミノアルキッド塗装)を
全てめくり、木地の状態にしました。
⑤椅子も最初のイメージに近い物で張替え
させていただきました。
⑥最初のイメージに近い色合いに染色後
セラウッド塗装 7分艶消しで仕上げました。
※綺麗になれば、購入当時のように鏡面仕上げで
なくても良いとの事でしたので。
◎セラウッド塗装とは・・・耐熱性(200℃)、耐汚染性に
優れたニ液型のウレタン塗料です。
ご不明な点、ご質問などがございましたら
maruiti@kawachi.zaq.ne.jp
までお願いします。
水屋の修理例
①50年以上前に作られた水屋を捨てるのは忍びないので
修理してほしいとの依頼を受けました。
修理をする前の状態です。
部材があちこち虫に食われています。
②背板から順に分解していきました。
杉、桧、松などいろんな材料が使われていました。
③近くのべんがらを扱っている会社より
小豆色のべんがらを購入しました。
④出来るだけ古い部材を残しつつ
虫に食われている部分は、埋木などをしました。
⑤べんがらだけでは、剥げてくるので自然塗料を
(グロスクリアーオイル)を上塗りして仕上げました。
金具とガラスは交換しました。
ご不明な点、ご質問などがございましたら
maruiti@kawachi.zaq.ne.jp
までお願いします。
小机(チーク材)の修理例
①東南アジア方面を旅行の際に購入された小机の脚と
天板とを止める部材が折れているので交換と
汚れているので塗り替えてほしいとの依頼を受けました。
剥離作業をする前の状態です。
元々に塗装の仕上がりが綺麗でなかったのかも
しれませんが彫刻部分にゴミが詰まっていました。
② 脚と天板を止める三角形の部材が折れていました。
③剥離剤を使って、古い塗膜を取り除き
自分でウレタン塗装を仕上げました。
◎大谷塗料株式会社の「セーフティワルツシリーズ」
を使用しています。
④三角部分はビルマチークで仕上げました。
(ビルマチークしか在庫していないので)
脚の長さが、四本ともなぜか違っていたので
調整して仕上げました。
ご不明な点、ご質問などがございましたら
maruiti@kawachi.zaq.ne.jp
までお願いします。
ダイニングテーブルの塗り替え例
①長さ1350ミリのダイニングテーブルを長さ1000ミリに
加工して、自然塗料(グロスクリアーオイル)仕上げに
してほしいとの依頼を受けました。
剥離作業をする前の状態です。
小さな傷がたくさんあります。
②長さをカットして(カットした木口は元の面の形状に
合わせて細工しています。)剥離作業をした後、
オイルで仕上げた状態です。
小さな傷などはすべてなくなっています。
あなたもこのようにして、思い出とか歴史がある
ダイニングテーブルなどをリフォームしてみませんか?
※無垢材(集成材を含む)のみの対応とさせていただきます。
自然塗料仕上げ、ウレタン塗装仕上げ、二液型ウレタン
オイルフィニッシュ仕上げなどから選んでいただけます。
◎下記のメーカー品やそれ以外でも国産メーカーでしたら自社製品の塗り替え
(ウレタン塗装だったのをウレタン塗装で塗り替える)は行なっておられますので
直接お問い合わせいただいた方が安く出来る場合もあると思います。
(現状のサイズを短くカットして塗り替える場合やウレタン塗装であったのを
自然塗料に塗り替える改造などはされていないメーカーが多いと思います。)
カリモク・
マルニ・
シラカワ・
飛騨産業
ご不明な点、ご質問などがございましたら
maruiti@kawachi.zaq.ne.jp
までお願いします。
椅子(花梨材)の修理例
①前の脚が折れた状態です。
ここをクリックすると写真が大きくなります。
②堅くて赤みのある木材(写真の白い部分)を
埋め込み(この方法をやといぼそと言います)、
2液性のボンドで接着します。
ボンドが乾いたら、写真の白い部分に本体と同じ
色を着色して、ウレタン塗装で仕上げます。
*わかりやすいように、やといぼその部分を白い
チョークで色を付けています。
ここをクリックすると写真が大きくなります。
③最後にコンパウンド(高級木工家具、ギターなどの塗装面
を仕上げる研磨剤)で塗装面を研磨して完成です。
ここをクリックすると写真が大きくなります。
八足の洗い替え例
①洗い替えする前の八足です。
ここをクリックすると写真が大きくなります。
②特殊な薬品で汚れや染みを洗い落としてから
鉋がけをし、最後にオイルで仕上げています。
1台4000円(税込)で5台くらいより
洗い替え致します。
ここをクリックすると写真が大きくなります。
御注文について
①お電話、FAX、メールまたは御来店などで家具の修理内容をお伺い致します。
(写真の送れる方はできるだけ添付して送るようにして下さい。寸法の
記入もお願いします。FAXで簡単な図を送っていただくと幸いです。)
弊社への持ち込みもOKです。(持ち込みの場合、配達費・引取り費がかかりませんのでお得です。)
②メール(写真)でお伺いした内容を元に概算の御見積りをさせて
いただきます。持ち込みの場合はその場で御見積りをさせて頂きます。
③※修理にかかる加工費の目安は、1時間当たり3000円です。
(材料代・塗装・引取り及び配送費は別途です。)
●椅子の張替え 参考価格
食堂椅子(座面のみの時・ウレタンは交換します。)4,200円~
マルニベルサイユシリーズ(座面+背・ウレタンは交換します。)15,750円~
引取り及び配送費の目安は、赤帽さん利用の場合、弊社より10km当たり2300円です。
(ニコライ運送さん
英語、ロシア語等の対応可能です! 携帯 090-8382-2641)
◎遠方の方は、引き取りに来てくれて梱包して搬出してくれるクロネコヤマトの
家財宅急便を利用されるという方法もあります。
http://www.008008.jp/service/small.html
④概算の御見積りで金額をある程度判断いただけましたら
お客様と御予定が合う日に品物を見に行かせていただいて正式な御見積を算出致します。
(修理不能の場合もございますのでその時は御容赦下さい。)
御見積の金額に御了解いただけましたら、品物を持ち帰らせていただきます。
⑤お客様と御予定が合う日に品物を納品させていただきます。
※作業日数は品物によって違いますのでその都度、御相談させていただきます。